暮らしの中心にある 憧れの豪邸キッチン 最終回（全8回） キッチンを住まいの中心に据えたいというニーズが高まりを見せています。ここでは住まい手のライフスタイルに応じた今どきの豪邸キッチンのつくり方を実例を交えてご紹介します。
前回の記事はこちら＞＞ 「設備類は実際に見て触れておくことをおすすめしています」と話す、インテリアデザイナー・齊藤美紀さん。世界基準のラグジュアリー設備ブランドのショールームでは体験型イベントも頻繁に開催されているので、上手に活用しながら暮らしとキッチンにぴったりと合う機器を厳選しましょう。
ミーレ・エクスペリエンス・センター 日比谷
“常により良いものを”を掲げて、進化した最新機器を提案
1899年創業のドイツの高級家電ブランド。現在はIHを中心とした加熱機器、オーブン、コーヒーマシン、食洗機、冷凍冷蔵庫、洗濯機などを展開。最近特に注目を集めているのが「ビルトインコーヒーマシン」。最新モデルでは3種の豆をセットでき、豊富なメニューから味わいをカスタムできる。3月にオープンした日比谷店では、「サステナキッチン」イベントを毎月開催している。店舗が用意した食材などを用いて調理し、最後は食洗機での片付けまでを体感できる。
●東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝日比谷プロムナードビル1階
TEL：03（6811）1395
営業時間：11時～20時（無休、予約優先制）
ツナシマ商事 東京本社ショールーム
世界の一流ブランドが一堂に。ショールームでは代表自ら実演
調理機器を中心とした海外ブランドの日本総代理店を務めるツナシマ商事。東京本社ショールームでは、スウェーデンの「ASKO（アスコ）」やアメリカの「VIKING（バイキング）」、イタリアの「ベルタゾーニ」などの製品を設置している。すべての機器が稼働するので、事前に相談すれば食材を持ち込んで実際に調理をしたり、料理好きで知られる代表の嶋 岳人さんが自ら実践してくれたりと、その使用感をじっくりと確認することができる。ブランドを横断して比較検討できるのも商社のショールームならではの魅力。
●東京都港区西麻布2-22-2
TEL：03（6712）5721
営業時間：9時～18時（日曜定休、完全予約制）
ガゲナウ 東京ショールーム
ひと目でわかるデザイン性。創業340年の老舗ブランド
1683年にドイツの町、ガゲナウで鍛冶屋として創業。1950年代にビルトイン機器の製造を始め、現在コンロやIHなどの加熱機器、オーブン、食洗機、冷蔵庫、レンジフードを手がける。90センチと幅広なオーブン「EB333」や、つまみが上面についた加熱機器「Vario（バリオ）」シリーズなどアイコニックな製品が多数。東京ショールームは製品をディスプレイしている1階と稼働機器が揃う2階で構成され、丁寧なヒアリングのもと、暮らしに合った機器を提案してくれる。
●東京都港区東麻布1-8-4 ザ・ベルグレイビィア1・2階
TEL：03（5545）3877
営業時間：10時～17時（土曜・日曜定休、完全予約制）
グローエ 南青山ショールーム
世界トップシェアを誇る、ミニマルデザインの水栓金具
1936年に創業し、世界150か国で展開するドイツのプレミアム水栓金具メーカー。直感的な操作性に優れ、日本の暮らしにもなじみやすい。種類やカラーバリエーションが豊富に用意されているので、キッチンとバス、洗面などのすべての水栓を同じデザインで統一することも可能。南青山のショールームには、浄水器一体型のキッチン混合栓「MINTA（ミンタ）」をはじめとした製品がずらりと並ぶ。一部通水もしているので、そのなめらかな操作感を体験してみては。
●東京都港区南青山6-12-1 TTS南青山1・2階
TEL：03（5778）3206
営業時間：11時～18時（日曜・月曜定休、完全予約制）
※秋頃都内移転予定
取材・文／冨部志保子
『家庭画報』2023年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
