365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの回答 【お悩み】年々、階段を上がるのが辛くなっています
冬の間の運動不足も相まって、最近では歩くのがおっくうで、特に階段を上るのが辛いです。足腰を鍛える効果的な方法を教えてください。
【回答】片脚スクワット&ひざ上げで股関節まわりを鍛えて
「同じ姿勢で座り続けるのがつらいので、すぐに脚を組みたくなる」「階段を上がるのがキツイ」「最近、つまずきやすくなった」「歩く歩幅が狭くなってきた」「下半身が重く感じる」……。
こうしたサインがあったら、股関節がかなり衰えている可能性が。股関節をなめらかに動かすためには、股関節周囲の筋肉をどんどん動かし、活性化していくことが大切です。
フィジカルトレーナーである中野ジェームズ修一さんの著書『40歳からは股関節と肩甲骨を鍛えなさい!』より紹介します。
股関節を自由に動かせると階段も苦ではなくなる「脚の付け根にあたる股関節は、私たちの体重を支え、歩くことはもちろん、跳んだり走ったり、しゃがんだり座ったり、横になったりといったさまざまな動作をスムーズに行う役割を担っています。
まず、股関節が自在に動かせるようになるとフットワークが軽くなり、家事や通勤時の活動量が自然とアップします。一日の歩数がふえますし、階段を使うことも苦ではなくなるでしょう。活動量がふえると、特別な運動をしなくても消費カロリーがふえますから、ムダな体脂肪が燃えてやせやすくなるのです。」(中野さん)
台の上り下りで股関節周りを強化そこで今回は、股関節周りの腸腰筋を鍛えるエクササイズ「片脚スクワット&ひざ上げ」を紹介しましょう。
高すぎず、低すぎない、適切な高さの台を用意し、上り下りしながらひざを引き上げます。ひざがつま先より前に出ると、ひざの負担になりますので、出ないように気をつけましょう。
「段差をなくすバリアフリー化が進むのはありがたいことですが、健康な人がそれに甘んじていると、足腰と股関節が衰えやすくなります。そこで、台を使って段差を作り、足腰と股関節を強化しましょう。日常生活でも、エスカレーターやエレベーターではなく、階段を積極的に利用するように心がけてください」(中野さん)
「片脚スクワット&ひざ上げ」を実践!
中野ジェームズ修一/Shuichi James Nakano
1971年生まれ。フィジカルトレーナー、フィットネスモチベーター。アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士。多くのトップアスリートのパーソナルトレーナーを歴任。必ず結果を出すトレーナーとして絶大な信頼を得る。会員制パーソナルトレーニングジム「CLUB100」を主宰するほか、エクササイズ関連の自著は50冊を超え、運動することの大切さを一般に広める活動にも精力的に取り組んでいる。
イラスト/umao 撮影/岡田ナツ子 編集協力/山岸美夕紀
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