365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】生理前や生理中に頭痛が増える
生理前や生理中のころに、頭痛が出やすくなります。関連があるのでしょうか? また、予防策や対処法は?
【回答】生理が近い日には“食べる女性ホルモン”の大豆イソフラボンを
頭痛専門医の五十嵐 久佳先生による書籍『頭痛女子バイブル』によると、生理前から生理中にかけて、おなかが痛い、だるい、腰が痛い、などの症状と並び、「頭が痛い」と感じる女性が多いことがわかっているそうです。
「これらは月経前症候群(PMS)のひとつと思いがちですが、頭痛に関してはPMSの一種ではなく、片頭痛であるものが半数以上。最近は婦人科の医師でも、片頭痛の薬を処方したり、頭痛外来をすすめる人が増えているようです。
じつは、女性ホルモンのエストロゲンと片頭痛には、深い関係があります。エストロゲンの血中濃度は、排卵期をピークにその後下がり、生理中は最も低くなります。この時期に片頭痛が起こる人が多く、エストロゲンの急激な減少が片頭痛を起こす強力な誘発因子になっている、と考えられているのです」(五十嵐先生)
大豆イソフラボンを摂取する3つのメニューそんな、生理前後の頭痛を予防するために、エストロゲンの代わりをしてくれる“食べる女性ホルモン”の大豆イソフラボンをたくさんとれる3つのメニューをご紹介しましょう。
豆腐ステーキそぼろのせ
<材料(2人分)>
・豆腐(木綿) 1丁(300g)
・鶏ひき肉 100g
・長ねぎ 1/3本
・生姜 1かけ
・ブロッコリー 適量
<作り方>
1.豆腐は半分に切って塩少々をふり、上にバットなどをのせてさらに適当な重しをのせ、1時間以上おいて水切りする。
2.生姜とねぎはみじん切りに、ブロッコリーは塩ゆでする。
3.フライパンにサラダ油小さじ2を弱火で熱し、2の生姜を炒め、香りが出たら、ねぎも加えて1~2分炒める。
4.鶏ひき肉を加え、ほぐしながら炒める。混ぜ合わせたAをまわし入れてひと混ぜし、3~4分、汁気がなくなるまで煮る。
5.別のフライパンにサラダ油大さじ1弱を熱し、1の豆腐を強めの中火で両面こんがりと焼く。
6.皿に5の豆腐を盛り、4のそぼろをたっぷりのせ、2のブロッコリーを添える。
玄米なっとうふ丼
<材料(2人分)>
・玄米(炊いたもの)300g
・豆腐(絹ごし) 1/2丁(150g)
・納豆 1パック(40g)
・ちりめんじゃこ 10g
・青ねぎ 少々
・しょうゆ 少々
・ごま油 小さじ1
<作り方>
1.青ねぎは小口切りにする。
2.フライパンにごま油とちりめんじゃこを入れ弱火にかけ、カリカリに炒る。
3.ボウルに豆腐、納豆を入れ、よく混ぜる。
4.器に玄米をよそい、3をかけて2をのせる。1の青ねぎを散らし、しょうゆを回しかける。
つるりん豆腐のコーンスープ
<材料(2人分)>
・豆腐(絹ごし) 1/3丁(100g)
・コーンクリーム缶(小) 1缶
・A [鶏がらスープの素(顆粒)、酒 各小さじ1]
・牛乳 1カップ
・B [砂糖、塩、こしょう 各少々]
・ごま油 小さじ1
<作り方>
1.豆腐は1cm角に切る。
2.鍋にごま油を中火で熱し、コーンクリーム缶を入れてひと混ぜしたら、Aを加えて軽く混ぜ合わせる。
3.煮立ったら1の豆腐を加え、1~2分煮る。
4.Bで味をととのえる。
五十嵐 久佳/Hisaka Igarashi
頭痛専門医として患者の話を丁寧に聞き、一人ひとりの症状に合った治療、服薬指導を行う。日本頭痛学会の理事を務めながら、頭痛専門医の育成、頭痛医療の研究と成果を国内外に発信している。
イラスト/umao、細田すみか 編集協力/山岸美夕紀
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