365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】顔がむくんでしまいます
朝が弱く、顔がむくんでぼってりしてしまいます。むくみを短時間で解消する方法はありますか?
【回答】山本浩未さんの温タオルケアがおすすめです
回答者/近藤須雅子さん(美容ジャーナリスト)
メイクアップアーティストの山本浩未さんが考案した朝の温タオルケア“スチーム洗顔”は、むくみ解消にぴったりです。
むくみ解消だけでなく、気分もすっきり、美肌ケアとしても優秀山本さん自身、「朝、なかなかすっきりスタートできないのですが、洗顔の代わりに温タオルで顔を温めながら拭くと、血行が促され、すっきり目が覚めるし、むくみも取れます」とのこと。
「蒸気で肌がふっくら潤うので、化粧水や美容液などのなじみもぐっとよくなるんですよ。温タオルをつくるのは手間がかかって大変ですが、私の方法だと慣れたら1分もかかりません」(山本さん)。
山本浩未さん流・温タオルのつくり方
1.100℃前後の熱湯を200ml用意し、半分の100mlに同量の100mlの水を注ぎ、200mlの50℃前後のお湯にします。好みで精油を1滴たらすといい香りに。
2.厚めのハンドタオルやガーゼクロスを半分に折り、端から3分の2ほどロール状に丸め、1でつくったお湯の半分をロール部分にまんべんなく注ぎます。
3.注ぎ終えたら、タオルの残り3分の1を巻きつけ、ぎゅっと絞ります。こうすることで手が熱くならずタオル全体にお湯が行き渡ります。これで温タオルは完成。
「注ぐお湯を50℃にするのは、熱すぎることなく細胞を活性化してくれる温度だから。熱湯に同量の水を加えるだけで簡単に調整できるのもいいですね」(山本さん)
温タオルの準備ができたら、まず顔を温めることからスタート。
4.広げた温タオルを顔にのせ、1分間ほどそのままで深呼吸。「目の部分のタオルを二重にすると、気持ちいいですよ」(山本さん)
5.2で残ったお湯で温タオルをつくり直し、もう一度、顔にのせて深呼吸。今度は、3秒吸って3秒息を止め、6秒かけてゆっくり吐く動作を3回ほどくり返します。
6.顔が温まったら、目もとや小鼻まわり、口もとなど、気になる部分を優しく拭きます。
7.耳のまわりもマッサージするようにしっかり拭くと、目がぱちっと開くそうです。
8.さらにリンパを流すように首筋を拭き、デコルテまですっきりと。
「温タオルをつくるとき、100ml多めに用意しているのは(1で用意した200mlの、使わなかった100ml)は、白湯として飲むため(笑)。
白湯を少しずつ飲みながら、温タオルで顔を温めると、体の内と外からぽかぽかして、本当に気持ちいいんです。最後に、フェイスオイルをほんの1滴顔全体になじませると、そのあとの化粧水のなじみもぐっとよくなり、化粧ノリもアップします」(山本さん)
山本さんの愛用アイテム
山本浩未さん
広島県出身。ヘア&メイクアップアーティストとして多くの女性誌や広告などで幅広く活躍。「今すぐ実践できるメイクテクニック」を発信するメイクアップの第一人者。
近藤須雅子さん
美容ジャーナリスト。京都生まれ。女性誌・美容誌をはじめ、多数の媒体で美容記事に携わり、35年以上にわたり最前線で活躍。趣味は着物、美術鑑賞など。