名古屋で「Gallery NAO MASAKI」を営む、ギャラリストの正木なおさん。出張の際には地元のお菓子を手土産にするといいます。
「両口屋是清さんのお菓子はかさばらず、数が多くても持ち運びしやすいので、海外の作家と会う際にも持っていきます。小さなサイズのあんこのお菓子は、和菓子になじみのない海外のかたにも喜ばれますよ。目の前で開けて懐紙などにのせ、プレゼンテーションをしながら一緒にいただきます」と正木さん。
植松永次の陶板皿、内田鋼一の酒器、辻和美×井山三希子の蓋碗茶器など、正木さんなじみの作家の作品でコーディネート。ひとくちの日本酒、台湾茶とともにお花見気分。ピンクのグラデーションが満開の桜を思い起こさせる「桜ささらがた」は、桜の葉の塩漬けが入っているため、華やかな香りが口の中に広がります。
「パッケージの濃いピンクが大人っぽくて素敵ですね」と正木さん。10個入り(桜6個、大納言2個、抹茶2個)2550円/両口屋是清「甘さがありながらも大人っぽい味わいですね。まずはフルーティなお酒を少し、それから台湾茶などほのかに酸味のある発酵茶を合わせると、お菓子がより引き立ちます」
正木なお(まさき・なお)さん
「Gallery NAO MASAKI」にて芸術の本質を問う展覧会を企画。空間ディレクターとして三重県・桑名のMARUYO HOTELのアート&デザインも手がけるなど幅広く活動する。 表示価格はすべて税抜きです。
撮影/本誌・西山 航
『家庭画報』2021年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。