名店が連なるビルに一昨年開店したモダンな割烹へ。黒一色のエントランスから一歩入ると赤い壁に出迎えられ、ピンクマーブルの橋が白い石の川を渡す風情で店内へといざなわれます。
モードな露地といったしつらいを抜けると、カウンター席は白いアールの天井に包まれたミニマムな空間。
ぐじの栗蒸しは裏ごしした栗の甘みがぐじの優しい風味を引き立てて。
落ち鮎は焼き浸しにして、あっさりした味ながら日本酒がすすむ。
丸鍋には大ぶりのふかひれも入り、すっぽんの滋味を丸ごと吸い込んだコラーゲン鍋の様相。洗米してから熟成させて炊くご飯も特筆もの。
割烹とは思えない白一色の空間。晩秋から冬にかけてはジビエの献立も登場。ソムリエの斉藤さんが選ぶとびきりの赤ワインを合わせたい。
Information
小熊(こぐま)
東京都中央区銀座5‒5‒13 坂口ビル3階
TEL | 03(5537)7444 |
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Lunch | 12時~13時(LO) |
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Dinner | 17時30分~21時(LO) |
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定休日 | 第1・第3・第5土曜、日曜、祝日 |
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- 料金の目安:昼1万円。夜2万2000円、3万円~。 写真は夜3万円~のコースより。 要予約 全22席 カウンター8席、個室3室(4名、4名、6名)
表示価格はすべて税抜きです。
「家庭画報」2016年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。