14かん1万円のコースの一例。手前左から、銚子の金目鯛、天草のこはだ、羽田沖で揚がった江戸前のあなご。奥は北海道噴火湾の本まぐろなど。ネタの種類は季節や仕入れにより変わる。
今、銀座で最も話題のすし店といえば、ここ「鮨 あらい」。昨年10月のオープン以来、瞬く間に予約が取りにくくなった人気店です。
若き店主の新井祐一さんは、すしの2大名店「銀座 久兵衛」と四谷「すし匠」で修業を積んだ、いわばすし業界のエリート。「久兵衛では江戸前ずしのいろはを、すし匠の親方からは、接客のノウハウを学びました」との言葉どおり、客の目線に立ったホスピタリティも嬉しいかぎりです。
カウンター席
しかもランチなら、敷居の高い銀座のすし店も、よりリラックスして楽しめます。酢めしは赤酢と白酢をブレンドしたものを用意。ネタ選びからしめ加減、温度にも気を配り、煮きりやわさびの香りまで計算し尽くした一かんは、握り全体のバランスも見事です。修業先よりやや大きめの握りは、すしを食べたという満足感を与えてくれそうです。
新井祐一(あらい・ゆういち)
1982年8月19日生まれ。東京都出身。A型。座右の銘は「圧倒的一番になる」。
「銀座 久兵衛」で8年、江戸前ずしの基本を身につけ、四谷「すし匠」で6年、接客の技術を学んで独立。2015年10月に「鮨 あらい」を開店。
Information
鮨 あらい(すし あらい)
東京都中央区銀座8‒10‒2 ルアンビル地下1階
TEL | 03(6264)5855 |
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Lunch | 11時30分~13時30分 |
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Dinner | 17時~22時(LO) |
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定休日 | 水曜 |
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- 料金の目安:昼8000円、1万円。昼夜ともおまかせ2万2000円~。 写真は昼1万円より。 要予約 カウンター7席
表示価格はすべて税抜きです。
「家庭画報」2016年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。