専門店に聞きました!着るだけで気分が華やぐ魅惑のコーデ「いま着てほしいうちの逸品」第5回(全10回) きものSalonが頼りにする専門店に聞く、装いの提案企画の第5弾。最終回のテーマはずばり「うちの逸品」。思い入れのある品を厳選、コーディネートしていただきました。専門店の底力をとくとご覧あれ。
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「姫路 えり新」
[ここがポイント]
職人仕事の中にも隠れた逸品があります今回は、職人仕事の逸品をテーマにコーディネートを選びました。染織作家や有名染匠の作品にも引けをとらない、名もなき職人の素晴らしい技。そんなお品を発掘して着る人に届けるのも、専門店の役割のひとつだと思っています。また引箔や唐織といった、西陣が誇る織り帯の技巧にも注目していただきたいです。日本には隠れた逸品がたくさんあります。(店主・村上修作さん、美佐さん)
「姫路 えり新」の提案夢だと思っていたことを叶えてくれるお誂えやリメイクなど、オリジナルのものづくりを得意とする「えり新」さん。作家や職人の逸品を揃えていますが、地元ではお手入れや紐一本からのおつきあいという街の呉服店。コーディネートの紹介やリメイクの実例など充実した内容のホームページ、インスタグラムなどのSNS発信により、対応力のある実力派として全国に広く知られる存在です。
主役はきものではなくあくまで着る人。ブランドや作家ものに頼らず、本当にその人が魅力的になるものを、真摯な目線で提案。なかったら探す、作る、親身なフットワークのよさにはいつも脱帽です。
専門店に聞きました!着るだけで気分が華やぐ魅惑のコーデ いま着てほしいうちの逸品
撮影/伏見早織、西山 航(本誌) 着付け/高橋惠子 伊藤和子 企画・構成・文/古谷尚子
『きものSalon』2021年春夏号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。