専門店に聞きました!着るだけで気分が華やぐ魅惑のコーデ「いま着てほしいうちの逸品」第6回(全10回) きものSalonが頼りにする専門店に聞く、装いの提案企画の第5弾。最終回のテーマはずばり「うちの逸品」。思い入れのある品を厳選、コーディネートしていただきました。専門店の底力をとくとご覧あれ。
前回の記事はこちら>> 明日も着たい、愛着と心地よさ
「和日遊日 はるなお」
[ここがポイント]
私も着てみたい!を叶えるオリジナリティきものはファッション。着たらわくわく気分が上がる、着ている人を見たら私も着てみたいと思う、そんな魅力にあふれたものを、オリジナリティをもってご提案します。女将が自分で着て納得したものを届けたくて、作り手と知恵を出し合ってモノづくりに携わっています。地元、能登七尾を拠点に一緒に楽しむ素敵なコミュニティが広がっていけばとても嬉しいです。(三代目・春木直樹さん、未央子さん)
「和日遊日 はるなお」の提案きもの好きが集って和文化全般を楽しむことができるサロンのようなお店「はるなお」さん。組紐、書道、三味線……店のカレンダーは文化教室の予定でいっぱいです。茶会もできる広い座敷があり、表・裏両千家の手ほどきが受けられます。美術館巡りや食の旅などを企画してきものでお出かけしているうちに、初心者も自然と着付けができるようになるそう。
三代続く呉服店ですが、実は14年前の能登半島地震で大規模な被害を受け、存続危機に。周囲に支えられて、お客さまと一緒に過ごせる店へと生まれ変わりました。何度でも着たいと思えるきものを目指し、オリジナル商品の制作にも力を入れています。
Information
和日遊日(わびあそび)はるなお
石川県七尾市桧物町2番地
- Instagram:@wabiasobi8670 ●4月中旬 はるなお移動市(金沢市内)
専門店に聞きました!着るだけで気分が華やぐ魅惑のコーデ いま着てほしいうちの逸品
撮影/伏見早織、西山 航(本誌) 着付け/高橋惠子 伊藤和子 企画・構成・文/古谷尚子
『きものSalon』2021年春夏号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。