専門店に聞きました!着るだけで気分が華やぐ魅惑のコーデ「いま着てほしいうちの逸品」第9回(全10回) きものSalonが頼りにする専門店に聞く、装いの提案企画の第5弾。最終回のテーマはずばり「うちの逸品」。思い入れのある品を厳選、コーディネートしていただきました。専門店の底力をとくとご覧あれ。
前回の記事はこちら>> 美しい工芸品を纏う喜びを
「きもの すぎを」
[ここがポイント]
工芸作品の魅力をお洒落に生かして店主が惚れ込む人気染織作家と直接やりとりして“すぎを好み”に仕上げてもらっている別注品が、うちにとっての逸品です。特に、時代や個性を反映した微妙な色出しにはこだわっています。それを生かすのはさらりとした都会的なコーディネート。素敵なきものと帯があるだけで、取り合わせを考えたり、作家の意図を想像したり、豊かな時間がつくれます。(スタッフ・杉尾さん、鈴木さん)
「きもの すぎを」の提案店主自ら京都に足繁く通い、産地や作り手を訪ねて、自分の目で見て納得したものだけを仕入れている「すぎを」さん。人気の染織作家の作品を数多く扱い、しかも別注仕様も手がけている実力派です。コーディネートのお得意は、すっきりとした現代的な取り合わせ。ホームページに掲載している商品の中に気になるものがあれば、お手元確認にも対応してくれるので、全国にファンが拡大。
食事会やイベントで集まることが難しい中、たんすの中を見直すにはよい機会と、きもののお手入れやお直しの料金をわかりやすく表示して対応しています。他店購入品でも親身に相談にのってくれる、きもの好きのための専門店です。
専門店に聞きました!着るだけで気分が華やぐ魅惑のコーデ いま着てほしいうちの逸品
撮影/伏見早織、西山 航(本誌) 着付け/高橋惠子 伊藤和子 企画・構成・文/古谷尚子
『きものSalon』2021年春夏号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。