夢や希望を輝きに託して 美は心を潤す 第3回(全4回) 今、このような不安な時代にこそ、美しいジュエリーの力が必要だと家庭画報は考えます。これからの時代をどう生きるべきなのか ──。古今東西の識者の叡智ある言葉とともに、明日への希望を輝きに込めて、この特集をお届けいたします。
前回の記事はこちら>> 世界に色を
「ギメル」の春の世界から、心温まるメッセージをご覧ください。
オリーブネックレス/ギメル(ギメルトレーディング)人が美しい色を求め続けるのはなぜだろうか
自然とひたすら向き合う仕事にたずさわってから、私は、人が古来より美しいものに憧れ求め続けてきたのは、眼に映ずる自然の移ろいを身近に引き寄せたいと願うからであると、確信するようになってきた。
たとえば朝、太陽を拝する。
その光に照らし出された山や野の万緑が輝き、海や川の水は天を映して碧く澄む。季の花が鮮やかな彩りをそえる。
とりわけ、ユーラシア大陸の東の大海にうかぶわが列島の自然は、寒暑日ごとにけしきの色をゆるやかに変えていく。
人々はその色彩の変容を瞬時にとらえて、色名を冠し、詩に詠み、文に託し、衣に纏うようになってきた。
こうしたことは、万葉の頃に始まり、王朝の貴人たちに育まれ、武家のたしなみとなり、江戸の庶民にまでも受け継がれてきた日本人の魂である。
── 吉岡幸雄
吉岡幸雄『日本の色辞典』(紫紅社)より
サファイアとダイヤモンドのネックレス/ギメル(ギメルトレーディング)こんな時代だからこそ、世界に鮮やかな幸せの色を届けたい ── そんなギメルの想いが込められた新作のネックレス。
1枚目の写真のネックレスは、白蝶無核真珠とデマントイドガーネットで平和の象徴であるオリーブを描き出しています。
2枚目の写真の美しい色の階調が見事なサファイアのネックレスは、すべて非加熱で天然の煌めき。厳選された石のクオリティに、作り手のこだわりが感じられます。
※ギメルのジュエリーは、下記店舗にて取り扱いがあります。
アルビオンアート、安心堂、井筒屋、そごう・西武、大丸松坂屋百貨店、日本橋髙島屋、阪急阪神百貨店、山形屋、和光 〔特集〕夢や希望を輝きに託して 美は心を潤す(全4回)
監修/山口 遼(宝石史研究家) 撮影/栗本 光 スタイリング/阿部美恵
『家庭画報』2021年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。