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慢性的な頭痛で病院に行くなら何科?医師にはどのように説明すればいい?

2021.05.27

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】頭痛で病院に行くなら何科がいいのですか?


長年、慢性的な頭痛持ちですが、そろそろ病院で診てもらおうと考えています。この場合、どの科にかかればいいでしょうか?

【回答】神経内科か脳神経外科に行きましょう


市販の痛み止めやセルフケアで頭痛はある程度よくなるものですが、それでもよくならず、辛い思いをしている場合は、頭痛をきちんと診てくれる医師に頼りましょう。


どんな科に行き、どのように医師に話すといいのか、頭痛専門医・五十嵐久佳先生の著書『頭痛女子バイブル』より紹介します。

神経内科か脳神経外科に行きましょう

診察を行うのは「神経内科」になります。頭痛といっても、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、そのほか別の病気から起きているものなど種類はたくさんあるので、どんな頭痛か、それに適した治療は何か、専門医でないと正確な診断をすることは難しいものです。

また、本来はくも膜下出血などの手術を行う外科ですが、「脳神経外科」にも頭痛に詳しい医師がいます。

「頭痛外来」を探してみるのもおすすめです

病院によって、神経内科や脳神経外科のなかに「頭痛外来」と呼ばれる、頭痛だけに特化した診察を受けることができるところもあります。比較的規模の大きい病院、大学病院などに多いのですが、頭痛人口の多さから、個人クリニックでも「頭痛外来」を設けているところもあります。

また、日本頭痛学会では専門医認定制度があり、「日本頭痛学会認定頭痛専門医」という認定を受けた医師もいます。学会のホームページに病院名、医師名が公開されているので、通えそうなところがあれば、問い合わせてみてはどうでしょうか。書籍『頭痛女子バイブル』には、「全国の頭痛名医リスト」も掲載していますので、ぜひご参考になさってください。

医師にきちんと症状を伝える

神経内科、脳神経外科、頭痛専門医、どの医師に診てもらう場合でも、しっかりと自分の頭痛について伝えられるようにすれば、正確な診断がつきやすくなります。「いつからか、きっかけは何か、どんな痛みか、どこが痛いか、痛みの程度、頻度、鎮痛薬は飲んでいるか」ぐらいは、具体的に説明できるようにしておきましょう。でも、いざ診察となると緊張してしまい要領よく話せないときもありますよね。

そんなことにならないよう、事前にメモを書いておくといいでしょう。手持ちの手帳に「頭痛があった日と時間」「薬の量」「仕事や家事ができたか?」「生理」などを記入した頭痛ダイアリーをつけて持参して行けばベストです。

五十嵐 久佳/Hisaka Igarashi

頭痛専門医として患者の話を丁寧に聞き、一人ひとりの症状に合った治療、服薬指導を行う。日本頭痛学会の理事を務めながら、頭痛専門医の育成、頭痛医療の研究と成果を国内外に発信している。




イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀
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