365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】ヘアアイロンのカールがのびてしまう
せっかくセットしても、すぐにカールが取れてしまいます。
【回答】カールが長持ちしないのは、髪が弱っているのが大きな要因です
回答者/近藤須雅子さん(美容ジャーナリスト)
多くの女優さんやモデルさんのヘアを手がける高橋和義さんに、さっそくレクチャーをお願いしました。高橋さんによると「カールが長持ちしないのは、髪が弱っているのが大きな要因です」ときっぱり。
髪のエイジングでキープができなくなる「年齢を重ねるとともに髪のエイジングも進み、コシやハリがなくなるので、スタイリングをキープすることができなくなるんです」
だからといって、コシを補おうとセットローションなどを多用すると、カールがかちっと固まって、自然な動きのないパサパサのスタイルに。
やはり、急がば回れのことわざどおり、エイジングケア用やダメージヘア用のトリートメントなどで、髪の芯がしっかりと詰まった健康な髪に整えることが大切なようです。
即効性を求めるならトリートメントローションをそのうえで即効性を求めるのなら、タオルドライ後の濡れた髪になじませ、ドライヤーの熱で髪に浸透させるタイプのトリートメントローションを。ヘアケア効果に加え、瞬時に髪にコシが生まれ、スタイリングにも効果的です。
スタイリングは髪が乾いた状態でヘアアイロンでスタイリングするときは、髪をしっかり乾いた状態で行うこと。髪が湿ったままだと、きちんとクセづけできません。
また、髪が湿っている状態だと、キューティクルが開いているので、髪の内側の水分までアイロンの熱が奪ってしまい、ダメージを与えてしまいます。その結果、ますますスタイルの持ちが悪い髪に。
カールをキープしたいときは、きちんとクセづけしてから、かちっと固めないヘアスプレーを利用しましょう。
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高橋和義さん
ZACC代表。東京都出身。山野美容専門学校卒業。手入れがしやすく、洗練されたヘアスタイルを生み出すトップ美容師。著名人など多くの女性から支持を得る。
http://www.zacc.co.jp/近藤須雅子さん
美容ジャーナリスト。京都生まれ。女性誌・美容誌をはじめ、多数の媒体で美容記事に携わり、35年以上にわたり最前線で活躍。趣味は着物、美術鑑賞など。