プロジェクターは大きく分けると3つのタイプ
1)ポータブルタイプスピーカーやバッテリー、OSを内蔵するため配線の必要がなく、比較的自由な設置が可能。画質や音質にこだわらず、カジュアルに導入しやすいのがメリット。
2)据え置きタイプ設置場所の固定や配線が必要となるが、画質にも音質にもハイクオリティを求めるならば据え置きタイプがおすすめ。
3)短焦点タイプ通常のプロジェクターより投影距離を必要としないため、映したい場所の近くに設置が可能。狭い部屋でも使用できることで人気を集めている。
動画配信の視聴もより簡単に
YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオといった動画配信サービスを視聴するのに便利なのがストリーミング端末。5000円程度から購入できるFire TV Stick(Amazon)が操作性も含めて人気で、インターネットのWi-Fiがある環境で、端末をプロジェクターのHDMI端子と繋ぐだけで視聴が可能になる。
今回紹介したプロジェクターの中にはこのストリーミング機能を内蔵するタイプ、端末を同梱するタイプも含まれている。今後、ストリーミング機能はプロジェクターに標準装備されていくだろう。
プロジェクター選びにおけるスペックの目安
●画質映像の繊細さは、解像度(画素数)によって変化し、解像度が高いほど高精細な映像を楽しむことができる。4K(3840×2160ピクセル)4K放送を再現する超高精細な映像。上位機種には対応型が増えている。
Full HD(1920×1080ピクセル)
ブルーレイや地上デジタル放送とほぼ同等のクオリティ。
WXGA(1280×768ピクセル)
動画配信サービスとほぼ同等のクオリティ。
●明るさルーメン(lm)は明るさの単位。数値が高いほど、明るい場所での映像の視認性が高くなる。昼間や照明をつけた明るい部屋での使用を求めるならば2000ルーメン程度を目安に選ぶとよい。
●コントラスト比最も明るい白と最も暗い黒の明るさの比率のこと。数値比が高いほど、明るい部分と暗い部分がくっきりと再現される。
〔特集〕進化するホームシアター&音楽のある、夢のライフスタイル拝見「わが家コンサート」のすすめ
監修/折原一也 撮影協力/テラジマアーキテクツ 映像画面写真/山崎 一(P59,61) スタイリング協力/横瀬多美保(P.58~61)
『家庭画報』2021年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。