Q4.信頼できるクリニックは、どう探せばいいのでしょう?
A4.直接話を聞いてみることが最善だと思います
「当院や他のクリニックも、HPに診療内容やメリット・デメリットを含め情報をわかりやすく載せていますが、信頼できるかは来院しないと判断できないのではないでしょうか。美容医療への“壁”をつくらないで、『ともかく話を聞きたい』とか『どうすればいいかわからないので教えて』と何でも尋ねるといいと思いますよ。初診やカウンセリングを受けるため、一歩踏み出すことも必要かもしれません。複数のクリニックを訪れるのもよいでしょう」(中北)
「口コミやサイトで情報を集めて躊躇しているうちに月日が流れている人もいると思います。今回、直接専門家に聞くことが大切だと痛感。頭でっかちになってもきれいにはなれないですね」(かたせ)
Q5.診察、カウンセリング後でも治療に進むことを迷ったら?
A5.改善のための第一選択も生活に影響があるなら別の提案を検討しましょう
「医師による治療の提案の中から、どうするかを決めるのはご自身です。仕事や現在の生活に影響がある治療なら、無理にする必要はありません。
かたせさんの現状を解決するならオペが第一選択ですが、眉と目の間が今より狭くなるので、お顔のバランスや印象が変わってしまいます。役を演じるために表情を大切にしてこられたとおっしゃっていたので、オペは積極的にはおすすめしません。将来の自分のための予防として、オペ以外の照射や注入などの治療を検討しましょう」(中北)
「そのお話を伺って不安な気持ちが解消しました。エイジングの改善というより今後の予防のための治療、という提案がすんなり受け入れられました」(かたせ)
人生100年時代の目もとの美容医療三か条
(1)老化が進行するほど、元に戻すのは難しくなるので早めのスタートを
(2)迷ったら安全で軽い治療から始めてみる
(3)治療は1回行って終了ではない。10年先、20年先を見据えた計画を
〔特集〕見た目の若さだけでなく視界も改善する「目もとの美容医療最前線」(全6回)
撮影/鍋島徳恭 ヘア&メイク/山岸直樹(かたせさん) イラスト/にれいさちこ 監修・取材・文/海野由利子
『家庭画報』2021年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。