手前から時計回りに、主菜の「オマール海老の甘酢炒め 宮廷スタイル」と「帆立と青梗菜の長寿揚げ」、美肌と美白によい「魚唇、魚の浮袋、筍のコラーゲンスープ」。どれも食材の味と栄養素を最も引き出す、伝統的な調理法で作られている。
古き時代の面影が残る北京の胡同(フートン)地区にひっそりと建つ「厲家菜(レイカサイ)本店」。その繊細で滋味深い料理を目当てに世界各地から美食家たちが訪れる、清代宮廷料理の名店です。
2016年6月、世界で唯一の海外直営店として東京店が銀座にオープン。眼下に銀座中央通りを眺めながら、山水画の景色をイメージした詩情あるしゃれた空間で、かつて西太后が食していた味の数々を楽しめるようになりました。
西太后が飽きぬよう、いかに調理法と味つけが工夫されてきたかが想像できる多彩な前菜。初代創案の名物料理「翡翠豆腐」をはじめ、バラエティ豊かな料理が並ぶ。