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何を買うべき? 専門家に聞く「アート投資の基本セオリー」。日本の現状と成功の鉄則

2021.04.27

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家庭画報が考える「アート投資の基本セオリー」


1.セカンダリー市場に繫がっているか


オークションなどのセカンダリー(二次市場)に乗らないアート、つまり換金市場に乗らなければ資産価値はゼロ。投資として考えるならセカンダリーに出ている作家かどうかは確認すること。

2.海外の評価が獲得できるのか


日本のアート市場は小さい。現代アートが世界のメインストリームとなる中、海外市場にリンケージできるかどうかで、投資としての作家の価値は決まる。

3.長期保有が大原則



アート売買の手数料は通常15~20パーセント前後。他の金融商品と比べ、手数料が格段に高いので短期的な投資には不向き。最低5年、できれば10年単位で考えるべき投資。

4.選ばれたチャンネルから買う


国際的なアートフェアに出展しているギャラリーは厳しい審査のフィルターをクリアしており安心できる。オークションは、換金性が既に認められているという点で〇。

5.作品ではなく作家を買え


投資家は事業計画書ではなく、起業家個人を見るもの。置き換えの利かない独創性があるのか、熱量があるのか、折れずにやり遂げる資質があるのか、その考え方や世界観に触れ、その将来性に賭けてみるのが正しい買い方。




アートをネットで買う時代を切り拓いた
タグボート tagboat


「タグボート」はアジア最大級の現代アートのオンラインギャラリー。有名作家から若手まで2000人の作品2万点以上を扱い、サイトは作家紹介やコラムが充実。阪急メンズ東京に実店舗(写真右)もあり、自社の取扱い作家のみのフェアも 開くなど、「作家の支援に力を入れているのが強みです」と徳光さん。www.tagboat.com

専門家に聞くアート投資の基本セオリー
取材協力/徳光健治(タグボート代表)、加藤 淳(アート・コンサルティング・ファーム代表)、林 保太(文化庁 文化経済・国際課) 取材・文/大山直美 グラフ製作/地図屋もりそん
『家庭画報』2021年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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