洗練された大人メイクのコツ。室岡洋希さんがおすすめする、今どきの正統派美人メイク

【お悩み】大人のNGアイメイクを知りたい

マスク着用時のアイメイクに悩んでいます。

【回答】正統派の眉に描き整えれば、それだけで美貌が際立ちます。パールやハイライトは控えめに

回答者／近藤須雅子さん（美容ジャーナリスト）


マスクをつけている生活では、身だしなみとしてのメイクはイコール、アイメイク。ファンデーションや口紅できちんとした印象を整えるのは比較的簡単ですが、目もとのメイクは凝れば凝るほど華美になりそうですし、何もしないのも変かも……、と考えてみれば難問です。

正統派の美人眉に描き整えて

実力派の女優さんや大人の女性から信頼の厚い、ヘア&メイクアップ・アーティスト室岡洋希さんによると、「まず眉を整えるのが基本ですね。大人の女性がいちばん美しく見えるのは、やはり眉山がきちんとあって、眉尻に向かって細くなる正統派の美人眉。イメージは天海祐希さんですね。天海さんはアイメイクはさらっと軽めなのに、美しい眉が目もとを引き立てていて素敵です」

美人眉の眉山は全体の2/3の位置に。眉尻は目尻より少し長め、という黄金率に沿ったベーシックなフォルムです。

「顔立ちによって濃さや太さは少し変わるかもしれませんが、ベーシックな形に描き整えれば、ぐっと顔立ちが引き締まり、きちんとした印象が生まれます。マスク生活では目もとしか見えないのだから、眉が美しければそれだけでもう美人になります」（室岡さん）

ベージュやオレンジの明るめのグラデーションを。ハイライトを効かせすぎるのは逆効果

アイメイクはトレンドのブラウンで、さらりとまとめるのが素敵。それもダークなブラウン系ではなく、ベージュやオレンジの明るめのグラデーションでまとめると、今年っぽく仕上がります。

逆に、イメージダウンにつながるNGメイクが、パールやハイライトの多用。
「眉上や頬骨の上にパール入りのホワイトなどで輝きを加え、立体感や明るさを出すメイクがトレンドですが、ピカピカ光りすぎるとどうしてもエレガントさに欠けてしまいます」

立体感や透明感を狙っていても、マスクから見える範囲が狭いので、メイク効果もいまひとつ。

パール入りのシャドウはまぶたの中央だけに

「アイメイクなどにパール入りのシャドウを使うときも、まぶたの中央だけに少しだけのせてみてください。そんなふうに使う面積を狭くしたほうが洗練されていて素敵だし、効果的ですよ」