ぽっこりお腹の原因「反り腰」を改善する、おうちエクササイズを動画で解説

【お悩み】反り腰改善法を詳しく知りたい

エクササイズのやり方が間違っていないか不安です。

【回答】筋力と柔軟性の両方を、高めることが重要です

回答者／近藤須雅子さん（美容ジャーナリスト）


大好評の村木宏衣さんの反り腰エクササイズ。あらためて詳しく教わってきました。

「反り腰を直すのがむずかしいのは、まず長い間、反る体勢がクセになって腹筋を使っていないので、一時的に姿勢を正しても腹筋が弱くてキープできないこと。もうひとつは、そもそも、反り腰の状態でこり固まっているので、正しい姿勢が取れないということ。この2つが絡み合っているので、なかなか修整できないし、正しい姿勢が身につくのに長い時間がかかるのです」と村木さん。

壁などに背中をつけようとしても、その段階で腰の部分に隙間ができたり、一時的に姿勢を正せても、壁から離れれば元に戻ってしまったり……。柔軟性と筋力を同時に養うことが欠かせません。

正しい姿勢を保つため、まずゆるんだ腹筋を鍛えて

2021年2月24日の記事でも紹介した脚を回すエクササイズは、正しい姿勢をキープするための腹筋アップを目指すものです。足の裏をしっかりつけて、恥骨が浮き上がらないようにしてくださいね。

「筋力がないと回数をこなすのはむずかしいもの。まずは、ちょっと汗ばむくらいを目指して、がんばってください」

縮んだままの脚の付け根の筋肉を、じわじわ伸ばすストレッチを

もうひとつ、今回ご紹介するのが、柔軟性を取り戻すエクササイズです。

いくら反り腰を直そうと思っても、反ったままで固まっていると直しようがないもの。まず反ったクセをほぐし、まっすぐ腰を立てられるようになりましょう。

片方の膝をつき、もう一方の脚は膝が90度になるように立てます。この状態で、膝をついたほうのお尻の力を使って脚の付け根を前に押し出すようにして、そのままキープ。疲れたら休みを入れながら、片脚10回ずつを目安に繰り返します。反動をつけず、じわじわ伸ばすのがコツ。

これは付け根の筋肉＝大腰筋を伸ばし、柔軟性を取り戻すエクササイズ。大腰筋が硬く縮こまったままだと前傾姿勢で立つことになり、太ももの前側ばかり力が入ります。その結果、前にばんっと張った脚に。

下腹の筋肉を使わないので、お腹もぽっこり出てしまいます。すらりとしなやかな脚とペタンコの下腹を取り戻すためにも、下腹をペタンコにするためにも、毎日の習慣にして。