ティファニーというジュエラーの名を世界に浸透させたのは、1961年に公開されたオードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」ではないでしょうか。 映画の冒頭にはオードリー演じる、都会の片隅で気ままに生きるホリーが、ティファニーのウィンドーを眺めながらデニッシュとコーヒーを口にする場面が登場します。
映画の中のホリーをはじめ、世界中の人々が憧れるトップジュエラーとなったティファニー。その象徴とも言えるのが「ティファニー ダイヤモンド」です。1877年にアフリカのキンバリーダイヤモンド鉱山で発見され、翌年ティファニーが$18,000万で購入した287カラット、世界最大級のファンシー・イエロー・ダイヤモンド。
© Carlton Davis
鮮やかな色と大きさ、幸福な輝きが目を奪うこの至宝は、これまでにネックレスやブローチなど、何度かデザインやセッティングを変えてティファニーに受け継がれ、2012年に創業175周年を記念して、現在のネックレスのスタイルになりました。この「ティファニー ダイヤモンド」を身につけたことがある人物は、歴史上、たった2人だけ。そのうちの一人は、映画「ティファニーで朝食を」に主演したオードリー・ヘップバーンなのです。