ダイヤモンドとピンクゴールドで描かれた大輪のローズに、グリーントルマリンの葉をあしらった“Piaget Mediterranean Garden”ウォッチ。ハイジュエリー・ブレスレットとして手首を飾り、花の中央の部分を開くと時計があらわれる、ラグジュアリーで女性らしい仕掛けのあるウォッチです。
パーティや会食などの席で、あからさまに時計を見て時間を気にするのは、時としてマナー上好ましくないこともあります。世界中のセレブリティに愛され、社交の場でどんなジュエリー&ウォッチが必要とされるかを知っているピアジェならではのシークレットウォッチと言えるでしょう。
トップ部分が開閉するこの時計をはじめ、ピアジェのジュエリー&ウォッチには、揺れたり回転したりと楽しい“動き”が搭載されたデザインのものが多数。身につける女性により新しく楽しい美しさを提供しようというブランドの姿勢から生まれた、これらの“動き”は、ムーブメントから一貫して自社製造を行うマニファクチュールブランドとして正確さを旨とする緻密な時計製作で培ったピアジェの熟練職人による技術があってこそ、可能なのです。
硬質なダイヤモンドとホワイトゴールドでつくられていることを忘れてしまいそうなほど、柔らかな花びらが重なる“ピアジェ ローズ”のリング。しなやかにカーブした花びらの一枚一枚に、驚くほど滑らかにダイヤモンドをセッティングする技術は、ジュエリー&ウォッチメイキングで培ったピアジェの職人の腕ならではです。
ピアジェにとって、ローズは特別な花。ピアジェ四代目のイヴ・ピアジェ会長はバラの愛好家として世界に名高く、彼の名を冠した品種「イヴ・ピアジェ・ローズ」も、30年以上にわたって、広く知られています。
“ピアジェ ローズ”は、華やかなカラーストーンをあしらったものからダイヤモンドのもの、ローズの花を立体的に象ったもの、フラットでグラフィカルにデザインされたものまで膨大なアイテム数のウォッチ&ジュエリーを取り揃えたピアジェを代表するコレクションの一つです。ローズとウォッチ&ジュエリー、それは、どちらも女性を高揚させ、美しく咲かせる究極のアイテム。永遠に枯れることなく咲き続ける華やかな大輪の“ピアジェ ローズ”のリングは、母から娘へと受け継ぐ、最高のフラワーギフトかもしれません。
構成・文/清水井朋子