1936年、パリ。類い稀なる個性と才能を持つ一人の男が、当時社交場として有名であった「マキシム」の向かいに新しいジュエリーの店を誕生させました。彼の名は、フレッド・サミュエル。42種類ものカラーダイヤモンドを用いた“レインボウ コレクション”やセイロン産の275カラットものサファイア“ブルームーン”など、品質の高い素材を贅沢に使用したオリジナリティと創造性の高いジュエリーは、世界的に評判を呼びました。1976年にはモナコ王室御用達のジュエラーとなり、モンテカルロにブティックをオープンした際はグレース公妃も来店。
他にもマレーネ・デートリッヒやバーバラ・ハットンをはじめ世界的なセレブリティを顧客に持ち、ラブロマンス映画の名作「プリティ・ウーマン」では、リチャード・ギアがジュリア・ロバーツにジュエリーを贈る象徴的な場面でフレッドのハートのネックレスが登場しています。「私のインスピレーションの源は、生命、光、世界のムーヴメントやエネルギーなのです」と語ったフレッド・サミュエルの精神は時代を超えてメゾンに受け継がれ、エターナルでありながらモダンでアーティスティックなデザインのジュエリーを生み出し続けています。