【作り方】
1:牡蠣を流水でこすり洗いする。二つ折りにした布巾で牡蠣を包み、丸みのある方を下にしてまな板にのせる。オイスターナイフの刃先を殻の先端の合わせ目から差し込んで小刻みに動かし、緩んだらナイフをひねって殻を少し開ける。ナイフを上殻に沿って動かし、貝柱を切って上下の殻を切り離す。上殻を外し、牡蠣の身に殻の破片がついていたら取り除く。むきたての牡蠣は、新鮮な潮のいい香りがするはずなので、生臭いようなら捨てる。
2:同様に下殻にも慎重にナイフの刃先を入れて貝柱を切る。
3:フライパンを中火にかけて、バターとにんにくを入れる。バターが溶けてにんにくが少ししんなりしてきたら、パン粉を加え、ときどきかき混ぜながら薄いきつね色になるまで炒める。ボウルに入れてイタリアンパセリと和える。
4:グリルを高温に予熱しておく。殻を開けた牡蠣の余分な汁を取り除く。牡蠣が平らに置ける耐熱皿(マドレーヌ型やマフィン型があれば最適)に並べ、2~3分ほどグリルで焼く。3のパセリパン粉を散らし、レモンを添える。
レイチェル・クーはイギリス生まれ。パリに移住し、ル・コルドン・ブルーで学んだ後、キャリアをスタート。著書第1弾『パリの小さなキッチン』が全英ナンバーワンのベストセラーになり、その後BBC制作の同名番組が放映されると、一躍人気者に。レイチェルの第二の故郷ともいえるフランスの郷土料理をテーマにした本書には、彼女が訪ねた小さな村や町のこと、彼女を自宅や店や農場に迎え入れてくれた人々のこと、旅の道中で出合った食にまつわる様々な情報やエピソードが詰まっています。「丸鶏の煮込み、パリパリのガーリックライス添え」「豚肉とあさり、豆のシードル蒸し」「茄子のスパイシーオーブン焼き、クスクス添え」など100レシピ以上を収録。
レイチェル・クー(著)
定価:本体2,200円+税