365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
記事一覧/
ゲストの一覧 【お悩み】アンダーヘアのお手入れについて気になっています
アンダーヘアのお手入れに興味があります。ケアすることでのメリットも多そうです。
【回答】早めにケアしておくと、快適に過ごせると思います
アンダーヘアのお手入れに気を使っている方が増えているようです。ムレにくさや快適さなどを求めて行う方が多い印象ですが、実はこんな考え方も。植物療法士として活躍し、医療や介護の現場でも活動を続ける森田敦子さんに伺いました。
「例えば、突然の怪我や病気で入院するなど“お世話をされる側”になった際にも、アンダーヘアを早めに脱毛しておくとより快適に過ごせると思います。長年、介護の現場に関わっていますが、介護者にとっても本人にとっても、アンダーヘアは無いほうがいいと私は思います。介護側に立てばアンダーヘアがあることで手間や気がかりが増えますし、介護される側にとっては、清潔が保たれず、不快に」と森田さん。
クリニックでの医療脱毛やホームケアなど自分に合う方法で「衛生面を考えると、IラインとOラインを。医療用脱毛器を備えるクリニックで行えば確実ですが、ここ数年、ホームケア用の脱毛器も登場しています」(森田さん)
また、早めに取り組んだほうがいい理由が3つあるといいます。
「1つは、アンダーヘアに白髪が混じると、レーザーや光に反応しなくなるから。白髪になってからの脱毛は、なかなか大変だと聞きます。2つ目は、経済的な負担にもなるので、自由に使えるお金があるうちに済ませてしまうという理由です。
そして3つ目は、アンダーヘアがなくなることで膣まわりのお手入れがしやすくなるから。アンダーヘアがあると、洗ったり潤したり、日常的なお手入れがしにくいもの。早くからケアに取り組むことで、膣まわりをよりよい状態に保つことができます」(森田さん)
森田敦子/Atsuko Morita
植物療法士。客室乗務員時代に植物療法に出合い、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を学ぶ。帰国後、フィトテラピー(植物療法)やアロマテラピーを取り入れたバイオベンチャーを設立。その後、植物療法を追求しながら女性のからだを第一に考え、デリケートゾーンのためのブランドを立ち上げる。2020年には、トータルライフケアブランド「Waphyto」をローンチ。『自然ぐすり』『潤うからだ』(ともにワニブックス)ほか著書多数。
イラスト/umao 取材・文/佐野有子
質問・お悩みを募集中!・・・読者の皆さんからのお悩みや質問を募集しています。
こちらのフォームからお気軽にお寄せください。