2017年12月19日(火)より一般公開される、上野動物園のジャイアントパンダ、シンシン(真真)とシャンシャン(香香)母子。180日齢を迎えた20回目の身体検査結果、そして近況が発表されました。昨日、上野動物園管理事務所で開催された記者会見をレポートします。
上野動物園 渡部浩文副園長による近況発表。多くの報道陣が集った、パンダ愛に溢れた会見でした。12月9日(土)午前8時45分頃行われた身体検査の結果は、体重は11月29日の11.4㎏から0.9㎏増えて12.3㎏、体長は測定できず(77.8cm時点から測定できていないそうですが、現在は1mないくらいとのこと)。母子は日中を室内展示場と屋外運動場で過ごし、夜間は室内展示場と寝室で過ごしています。休園日や開園前にはシャッターの開閉をおこない、来週から始まる一般公開を想定して数十人のスタッフが観覧したり声をかけたり撮影したりして、環境に慣れるよう訓練しているそうです。
シンシンはシャンシャンの体を舐めたり、1日あたり1〜2回の授乳をしたり、とてもよく世話をしています。シャンシャンは1〜3時間起きては3〜4時間眠るという日々を過ごしていて、起きているときは室内を歩き回ったり、木やドアの格子に登ったりするそう。屋外運動場で合計1時間半ほど過ごすこともあり、屋外運動場に初めて出た11月中旬にくらべると、周囲の環境を不安がることなく過ごしているそうです。
シャンシャンの白い部分の毛がピンクなのは、シンシンがよく舐めて唾液の色が付着するから。愛情溢れる子育ての証なのです。