2021年6月、世界自然遺産の登録勧告を受けた鹿児島県の奄美大島は、手つかずの自然と素朴な暮らしが残る南の島。
島内に数少ないリゾートホテルのひとつが、空港から車で10分の「ホテル ティダムーン」です。ここは、窓の外に広がる海を眺めているだけでもネイチャーデトックスになる、贅沢を味わいつつ、リゾートホテルならではの優雅な食の時間も大切にしたい、そんなわがままが叶ってしまう場所。
屋外プール。宿泊者のみ利用可・無料。客室からの眺め。撮影/山﨑理2020年、建築家・藤田豪氏により全室リニューアルされたホテル ティダムーン。
シグネチャールームは、奄美大島ゆかりの画家・田中一村の作品をモチーフにしたスイートルームです。畳敷きが南国らしい寛ぎの空間を演出し、山の空気を感じさせる、アンバーなトーンの落ち着いた一室になっています。
田中一村 スイートルーム。撮影/福澤昭嘉海側のスイートルーム「MOON」は、神が最初に降り立ったという伝説がある巨岩「立神(たちがみ)」と朝日を眺めながら、優雅なバスタイムを約束してくれる一室。まるで海と空が織りなす時の流れを鑑賞するためにつくられた部屋のようです。
スイートルーム「MOON」。撮影/福澤昭嘉