誌上※初公開。三が日だけ出会える美しき秘佛
※家庭画報2021年7月号にて。お正月のわずか3日間のみ公開される小さな仏様が、本堂で飾られる辯財天(弁財天)と寳蔵天(吉祥天)です。小さいながらも精巧な造りで、江戸時代から大切に守られてきました。毎年1月1日から3日まで、美しい秘佛がお客さまをお迎えします。
辯財天辯財天は音楽や弁舌、財福をつかさどる女神で、学問や芸術の守護神とされている。さまざまな持物を手にする八臂で、白蓮に半跏坐で鎮座されている。
寳蔵天優しい表情が可愛らしい仏様。吉祥天とも呼ばれ、花冠に華やかな服をまとう。右手は蓮の花、左手には宝物を入れた宝珠を持ち、蓮の上に立っていらっしゃる。
秘佛 特別公開毎年 1月1日〜3日 秘佛「辯財天」「寳蔵天」特別開扉
聖林寺本堂にて、開帳いたします。
〔特集〕特別取材─天平の十一面観音を訪ねて 奈良・聖林寺の国宝と出会う
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/萬 眞智子 撮影協力/槇峯眞千子
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。