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記事一覧はこちら>> ルビー色の大きなハート形、強い甘みと香り、程よい歯ごたえ。青森生まれの「ジュノハート」はサクランボ界の大型新人です。
原木が2005年の山火事をかろうじて免れた木であることから、幸運のサクランボともいわれています。
旬は7月。色鮮やかな果肉はやや硬めで適度な果汁があり、種がはがれやすく、食べやすいのも特徴。今も大切に保存されている原木。名前の由来は、家庭の幸福を司るローマ神話の女神・ジュノーと、形状のハート形。甘みの強い「紅秀峰」と果実の大きい「サミット」を掛け合わせた新しい品種で、糖度約20度と甘く、酸味は少なめ。
サイズは国産品種のなかでも最大級で、直径28ミリ以上の3Lサイズが中心です。
さらに、希少性の高い直径31ミリ以上の4L、5Lサイズで色形も優れたものだけを「青森ハートビート」としてブランド化しています。
最高峰「青森ハートビート」(左)は500円玉より大きい。右はLサイズの「佐藤錦」。「青森ハートビート」2粒入り1箱1080円(参考価格)。ピンクの小箱に収まった姿は、宝石さながら。開発者の久保 隆さんは「品種改良で作った約150種のなかで飛び抜けて品質がよかった」といい、生産者の一人である留目(とどめ)秀樹さんも「世界に通用する品種」と太鼓判を押します。
生産者の留目さん(右)と開発者の久保さん。見て味わって、幸せな気持ちになれる青森の宝物「ジュノハート」。夏のギフトに最適な逸品です。
Information
青森県農林水産部総合販売戦略課ブランド推進グループ
表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。