『考えの整頓 ベンチの足』
佐藤雅彦 著 暮しの手帖社 装幀/松田行正+杉本聖士著者は、社会現象となった「だんご3兄弟」の作詞や、湖池屋の「スコーン」「ポリンキー」などの人気CMを手がけてきたクリエイティブディレクターで東京藝術大学教授の佐藤雅彦氏。
電車に乗り合わせた半ズボンの小学生がふと漏らした言葉への憧れを綴り、「ベスト・エッセイ」(日本文藝家協会編)に選出された「たしかに......」ほか、日常にひそむ小さな“引っかかり”をすかさずキャッチし、論理的に思考を発展させ、思わぬところに小気味よく着地する23の上質なエッセイが集められている。
読後、日々の暮らしに新鮮な目線をもたらしてくれるだろう。
「#今月の本」の記事をもっと見る>> 『家庭画報』2021年7月号掲載。
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