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どんな器とも合わせやすい万能さが魅力。パリの白い陶器「アスティエ・ド・ヴィラット」

2021.06.30

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今のライフスタイルに合わせて選ぶ 新「洋食器」の楽しみ方 第7回(全18回) 愛着ある洋食器も、いつもと違うコーディネートや、新しいアイテムをプラスすることで、日常のテーブルが夢のようなシーンに変身します。洋食器をこよなく愛する、器づかいの達人の素敵な暮らしから今、取り入れたい「洋食器」の楽しみ方をお届けします。前回の記事はこちら>>

長年愛用する世界各国の器も自在に受け止めてくれる「アスティエ・ド・ヴィラット」


岡本啓子さん(料理研究家)

長年愛用する世界各国の器も 自在に受け止めてくれる アスティエ・ド・ヴィラット

●前回の記事を読む

器を愛して50年。料理研究家・岡本啓子さんの、心ときめく「パリの白い陶器」

「初めて手に取ったとき、どことなく李朝や明の器に影響を受けているのかしら、との印象を受けました。初期伊万里を思い起こさせるフォルムでもありますよね。

そして料理を盛ってみて、その懐の深さに改めてびっくり。素朴な味わいが家庭料理にぴったりくるんです。幅広い料理を受け止めるので、お教室でも本当に重宝しています」。

パリ郊外で採取された土を使い、18世紀のパリの手工芸の伝統を継承して作られているという「アスティエ・ド・ヴィラット」。パリ唯一の陶器工房で生まれる器からは、どこかアンティークの香りも漂ってくるようです。

「だからでしょうか。和洋や時代も問わず、どんな種類の器と合わせてもしっくりとなじみます。母が持たせてくれた可愛らしいジノリのプレートや、宝物である古染付の小皿ともコーディネートできるのは、アスティエ・ド・ヴィラットだけですね」。

日々のお茶の時間にあれこれ組み合わせを考えるのも、おうち時間の愉しいひとときです。

様々な種類の器とコーディネートを楽しんで


カラフルな「ジノリ」のプレートや、気品ある「ロイヤル コペンハーゲン」の〈フローラダニカ〉など、岡本さんが楽しんでいる器のコーディネートを6つ紹介します。

下のフォトギャラリーでご覧ください。

岡本啓子/Okamoto Keiko

岡本啓子さん Okamoto Keiko
料理研究家。幼少期からの料理好きが高じて、1971年からご自宅などで料理教室「ラ・ココット」を主宰。フランス料理を中心とした家庭的なメニューとコーディネートが変わらぬ人気を誇る。最先端の器やレストランのチェックも常に欠かさない。





〔特集〕今のライフスタイルに合わせて選ぶ 新「洋食器」の楽しみ方



01 「美しいテーブルを楽しむ暮らし」

02 集めて使うとなお可愛い “小さな器たち”

03 マグカップに「旅情」を重ねて

04 感性で遊ぶ、オーダーメイドの楽しみ

05 ルボンボン優子さんのシノワズリなティータイム

06 岡本啓子さんの、心ときめく「パリの白い陶器」

07 パリの白い陶器「アスティエ・ド・ヴィラット」

08 料理研究家・佐川久子さんの“今、そしてこれからも使っていきたい器”

09 揚げ物や和食を、華やかな「洋食器」に盛りつけて“リゾート風”のテーブルに

10 宮澤奈々さんが使いこなす「ロイヤルコペンハーゲン」

11 毎日のランチにも大活躍。「レイノー」のシノワなボウル

12 「イッタラ」初夏の爽やかなブランチ

13 「ベルナルド」のシャガール・コレクション

14 「ベルナルド」のジョアン・ミロ

15 「レイノー」のジャン・コクトー

16 アンティークな雰囲気が漂う「グッチ デコール」

17 「ディオール メゾン」のテーブルウェアコレクション

18 植物学とアートを融合させた「エルメス」新コレクション





この特集の掲載号
『家庭画報』2021年7月号



『家庭画報』2021年7月号


撮影/鈴木一彦 取材・文/露木朋子
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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