ラタトゥイユ
■材料(3〜4人分)玉ねぎ 1個
パプリカ(赤・黄) 各1個
なす 2本
ズッキーニ 1本
トマトの水煮(ダイスカット。缶詰) 1缶(400グラム)
塩・こしょう 各適量
オリーブ油 大さじ2
ローリエ(あれば) 1枚
タイム(あれば) 2~3本
■作り方1.玉ねぎを切って炒める玉ねぎは4等分のくし形に切り、外側、内側、中心に分け、外側は3等分、内側は2等分する。フライパンにオリーブ油、玉ねぎ、塩ひとつまみを入れ、弱火にかけて炒め始める。
玉ねぎは切り方によって大きさがばらつき、火の通りにむらが出やすいため同じ大きさにえます。2.炒めるパプリカは玉ねぎと同じ大きさに切って塩ひとつまみとともに1に加え、弱めの中火にして軽く炒める。なすとズッキーニは皮を縞目にむいて1センチ厚さの輪切りにし、切った順に加えてそのつど塩ひとつまみをふって炒める。
玉ねぎがしっとりと汗をかいた状態になるまで炒めます。3.トマトと水を加えるトマトの水煮を加え、空いた缶に水を半分(約200ml。分量外)入れて加える。全体に混ぜてローリエ、タイムを加える。
缶のサイズが約400mlなので、半分まで水を入れると計量カップ代わりに。缶に残ったトマトもきれいに使いきれます。4.煮込むふたをずらしてのせ、軽く沸いたら弱火にして約30分煮込む。水分が飛んで野菜とトマトがなじんだら、味をみて塩・こしょう(こしょうはお好みで)でととのえる。
野菜のフレッシュ感を残したければ煮込み時間を減らし、濃縮された味わいにしたければ増やしてください。小さく切ってより濃厚な味わいに
トマトの「酸」とオリーブ油の「油」をドレッシングのベースと考える、志麻さんならではの発想でサラダが完成。野菜を小さめの角切りにすると、大きめに切るよりも水分が抜けて味が濃くなり、また異なるおいしさに出合えます。
肉や魚を焼いてソースに、サラダのドレッシング代わりに。また水でのばして味をととのえるとスープにも早変わり! 水分が少ない分、保存にも適しています。
タサン志麻 フランス人の家ごはん1 2 3(アン・ドゥ・トロワ)
撮影/本誌・大見謝星斗 構成・文/井伊左千穂
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。