今のライフスタイルに合わせて選ぶ 新「洋食器」の楽しみ方 第10回(全18回) 愛着ある洋食器も、いつもと違うコーディネートや、新しいアイテムをプラスすることで、日常のテーブルが夢のようなシーンに変身します。洋食器をこよなく愛する、器づかいの達人の素敵な暮らしから今、取り入れたい「洋食器」の楽しみ方をお届けします。
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宮澤奈々さん(料理研究家)グリーンアスパラガスとにんじんの甘酢漬けやみょうがの甘酢漬けなど、野菜を使ったアイディア寿司もたっぷり盛り込める36センチのサービングボード。とうもろこしと枝豆のかき揚げ、夏野菜の冷やし鉢とともに一献。「ロイヤルコペンハーゲン」の〈カラーエレメンツ〉
おなじみの柄が優しいトーンの水色や黄色、緑色などで描かれた「ロイヤルコペンハーゲン」の〈カラーエレメンツ〉は、使い勝手のよさが人気のシリーズ。とりわけ、リムのないフラットなデザインの板皿は和食の盛りつけにも最適です。
「おにぎりとお漬物を置いただけでも絵になるし、おつまみを入れた小さい器をたくさん並べて晩酌セットにしても可愛いですよね。小さいサイズの板皿には切り身の焼き魚をのせて、ご飯と味噌汁と一緒にいただいたり。和食器に盛ると素朴になりすぎてしまうお料理でも、洋食器だと磁器の白さが華やかさを添えてくれます。毎日のわが家の食卓で活躍する素敵なアイテムですね」と宮澤さん。
そして、板皿は立ち上がりがほとんどない形だけにスタッキングしやすく、収納のスペースに悩む必要がないのも魅力の一つ。食器好きには見逃せない大切なポイントです。
北欧の名窯のモチーフをモダンに取り入れた逸品
〈カラーエレメンツ〉サービングボード GRASS(長さ36センチ)1万9800円 同ボードTURQUOISE(長さ18センチ)1万3200円 同ディッシュ LEMON(幅19センチ)1万6500円/ロイヤル コペンハーゲン本店デンマークのデザイナー、ルイーズ・キャンベル氏と「ロイヤル コペンハーゲン」がコラボレーションした〈カラーエレメンツ〉は2008年にデビュー。ハンドペイントはセージやモカなど多くの色があり、オーバルプレートなどアイテムも充実。
『“魅せる”レシピ、盛りつけ、切り方、ラッピングのすべて 素敵なおもてなしのプレゼンテーション』 スタイリッシュなテーブルコーディネートと美しい盛り付けが大人気の料理研究家・宮澤奈々さんによる『家庭画報』の人気連載が一冊に。四季折々のおもてなし料理レシピに加え、盛りつけ術やテーブルコーディネート術など、“魅せる”おもてなしのプレゼンテーションをたっぷりご紹介。
撮影/鈴木一彦 取材・文/露木朋子
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。