山口知宏の社会運勢学 十干・十二支・九星で、宇宙に満ちている生命エネルギーである「気」の流れを見る社会運勢学。人間関係の重要性が問われる「風の時代」に、宇宙を味方につけて運気を上げる道標となります。
九星気学総括「九星気学が明かす2021年下半期の運勢」はこちら 三碧木星(さんぺきもくせい)
宇宙からの使命を意識し、周囲とともに歩む決意を
自分を徹底的に鍛錬して一目置かれる存在になる
2021年は、厄年が明けて強い運勢が戻ってきた三碧木星。ここで一気にアクセルを踏み込みたいところですが、5月は周囲の動きが鈍くて不安が募ったことでしょう。
しかし、今は種まきの季節と割りきって、周囲の人からもたらされる面倒なこと、やりたくないことを使命と受け止め、喜んで行うこと。今年のポイントは、周りの期待に応えることを最優先することに尽きます。
「自分のしたいこと」と「周囲のしてほしいこと」が重なったところに人生拡大のチャンスがあると心得て、期待されている役目をコツコツとこなすのが賢明です。そうすれば、飛躍のチャンスは秋以降に必ずやってくるので決して焦らずに。
9月に一時的に調子を落としますが、その後、年末に向けて爆発的に運勢は高まりを見せることになるので、心配はいりません。ただ、この1か月だけは慎重にことを運びましょう。
その後の運勢の高まりは、久しぶりの高揚感に包まれるほどですが、ここで注意したいのは、羽目を外しすぎないこと。
お調子者が多い三碧木星にとっては、物事がスムーズに進むようになると、使命を忘れて自分のしたいことに気持ちが向いてしまう傾向にあります。
でも、人生の春本番は2022年以降なので、今は強い運勢の後ろ盾を受けて、周囲の期待に応えるという役割を全うし、もう少し精進を。その努力が来年以降に大輪の花を咲かせることでしょう。
今年の後半は、使命が周囲のとりまとめ役になることへと明確化します。そういう意味では、周りと足並みを揃えて歩みを進めるようにしましょう。スタンドプレーは禁物です。つまり周囲との協働が飛躍への鍵を握るといえます。
そして、人間関係で最も重要なのは順序であり序列。
集団の中のトラブルの大半は、「私はそんなの聞いていない」、「いつそんなことが決まったのか」、「どうして先にいわないのか」など、ほとんどのことが、順序を飛ばしたり序列を守らなかったりしたことから起きているので、その点にはくれぐれも留意して行動しましょう。
今、目の前に置かれた使命に笑顔でとことん向き合い、順番を間違えなければ、尊敬を集め、気づけば自然と周囲はまとまっているはずです。
【2021年下半期開運の鍵】
●開運のキーパーソン今年の味方は、
九紫火星三碧木星の「木」と、今年三碧木星がいる位置に本来あるべき二黒土星の「土」。矢印の向きに沿ってつなげば、間に「火」の九紫火星があります。この星が今年の味方です。
●開運行動・情熱を持って物事に取り組む
・賢く行動する
・学んで知識を増やす
味方になる九紫を表す夏の太陽のような明るさや情熱と、知恵や知識を使う行動が吉。
●開運フード・トマトベーコンピザ
・えびピラフ
トマトと甲殻類であるえびは九紫。それに、二黒を表す穀物をそれぞれ組み合わせると吉。
山口知宏(やまぐち・ともひろ)
一般社団法人社会運勢学理事。ネクストフロネシスブレイン代表取締役。経営コンサルタント。気学や易に社会情勢、個人の運勢を取り入れた独自の視点による講演で人気を集めている。
監修/山口知宏 写真/武蔵俊介 取材・文/小倉理加
『家庭画報』2021年7月号 別冊付録「2021年下半期 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。