年末年始は和食が続いたのであれば、きっとシンプルなタマゴサンドがおいしいはず。東京、根岸の老舗洋食店・レストラン香味屋のタマゴサンドは、卵の味つけは塩とこしょうだけ、パンに塗るのは少量のバターとからしのみという、シンプルを極めた一品ですが、その成否は、スクランブルエッグの出来にかかっています。「白身を切るのではなく、全体を混ぜ込むように撹拌するのがつやを出すコツ。フライパンを火から離しながら箸で混ぜ続けることで、きめが細かくなります」と小田倉料理長。やわらかい中身を支えるため、はさむパンは普通のサンドイッチ用より心持ち厚めにしています。なめらかなスクランブルエッグとやわらかいパンが一体となった、至福の一皿をお楽しみください。『ザ・サンドイッチ・レシピ』より。
【材料 1人分】
・角食パンのサンドイッチ用スライス(厚さ1cm強) 4枚
・無塩バター(溶かしバター) 20g
・練りがらし(粉がらしをぬるま湯より少し熱い湯で溶く) 適量
・パセリ(つけあわせ) 適量
■スクランブルエッグ
・卵 3個
・塩、こしょう、サラダ油 各適量