德永英明さん、愛と感謝を歌う4年ぶりのアルバム『LOVE PERSON』をリリース

愛と感謝を歌う

ボーカリストにとっては、身体こそが楽器。德永英明はその意味で、柔らかく切ないハイトーンボイスという、特別な楽器を授かったアーティストだ。

デビュー35周年、還暦を迎えた今も、その歌声は輝きを放ち続けている。


デビュー以来「レイニーブルー」や「壊れかけのRadio」などの楽曲によりシンガーソングライターとして活躍。

40歳で病による活動休止を経験したが、女性ボーカル曲のカバー作品で再び脚光を浴び、既存曲に新たな息吹を与える才でも人々の心を捉えた。

2020年はコロナ禍でツアーが中止となってしまったが、これまで予想だにしなかった生活がニューノーマルとなった今、気持ちを新たに、4年ぶりのアルバムをリリース。

新譜『LOVE PERSON』は、「身近な人への愛と感謝」がテーマだという。自ら作詞作曲を手がけた「You and me」はじめ、人が人に支えられて生きること、自分を信じて強く歩むことの尊さ、支えてくれる誰かへの感謝を歌う曲が収録されている。

愛を伝えるということに、これほどマッチする歌声がほかにあるだろうか。今こそ、その希望にあふれたメッセージを受け取りたい。

德永英明（とくなが・ひであき）
1986年のデビュー以来、数々のヒット曲を生み、カバーアルバム『VOCALIST』でも人気を集めた。NHK紅白歌合戦にもたびたび出演。