繊細で女性らしいオーダーメイドの和菓子が人気の坂本紫穗さん。
ウイスキーと和菓子は、実は相性がよいのだそうです。「オールドパー12年」のために坂本さんが作ったのは、コスモスと秋空を表現した琥珀糖。
ウイスキーの黄金色にコスモスが映える。青の琥珀糖は、秋空をイメージして高く積み上げて。「どちらも透明感のある色合いと味わい。しょっぱいものと合わせるよりも、ウイスキー本来の味を楽しめる気がします」と坂本さん。ロックでいただくのがおすすめ。油分があるお菓子は口の中で水分をはじいてしまいますが、砂糖、寒天、水だけでできたシンプルな琥珀糖であれば、ウイスキーと混じり合い、まろやかな味わいが楽しめます。
「お互いがよさを引き立て合う、素直な人同士、というイメージです」
上品な甘さを感じる香りと調和のとれた柔らかな味わい。750ml 希望小売価格5500円/オールドパー 12年そしてオールドパーの大きな魅力は“香り”と話す坂本さん。
「長いストーリーが見えるような、奥行きのある香りです。毎日頑張っている女性に、自分へのご褒美としてお渡ししたいですね。この香りがもたらすくつろぎの時間もプレゼントできると思います」。
小さな和菓子を添えてマリアージュを楽しむのもおすすめです。
坂本紫穗(さかもと・しほ)さん
IT業界での勤務を経て和菓子作家の道に進む。イベントのための和菓子監修・制作、レシピ提供、ワークショップなど、和菓子のある日常を目指し、精力的に活動する。 表示価格はすべて税込みです。
撮影/本誌・坂本正行
『家庭画報』2021年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。