自然の恵みをまるごといただく朝ごはん
体の声に耳を傾けてみると、「本当に毎日食べたい物は何か」が見えてくるでしょう。丁寧に、そして誠実に作られた食材や料理こそ、私たちの体が求めているものです。
野菜のココットオリーブオイルをココット鍋に入れて温め、にんじん、ビーツ、じゃがいも、ペコロス、エシャロットを並べて、柔らかくなるまで弱火で加熱したシンプルな一品。にんじんと大根の花は、味のアクセントに。キャラクターのある野菜はそれだけで主役になる。
ツルムラサキと、ビーツのスムージー左はツルムラサキ、バナナ、牛乳、スペアミントの葉を攪拌して、ナスタチウムの花を添えて。とろみとほのかな甘みが絶妙。右はビーツの茎、プレーンヨーグルト、りんご、ライムの果汁、メープルシロップ、ルビームーンのスムージー。ツルムラサキの花をのせて。爽やかで元気の出る一杯。
特集の第2回では、料理人・食プロデューサーの狐野扶実子さんが静岡県の北山農園 を訪ね「命めぐる畑の朝ごはん」を提案いただきます。(8月27日配信予定)
撮影/本誌・坂本正行 スタイリング/chizu
『家庭画報』2021年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。