さばの白ワイン煮
■材料(2人分)塩さば(フィレ) 2枚
玉ねぎ(5ミリ厚さの輪切り)* 1/2個分
にんじん(5ミリ厚さの輪切り)* 1/2本分
レモン(薄切り) 1/2個分
A【白ワイン 150ml、りんご酢(または白ワインビネガー) 大さじ1、水 大さじ2、オリーブ油 大さじ2】
塩・黒こしょう 各適量
ローリエ(あれば) 1枚
タイム(あれば) 2~3枝
*玉ねぎは小さめ、にんじんは細めを選ぶと盛りつけたときにきれい。■作り方1.さばにこしょうをふる塩さばは3等分にし、身側に黒こしょうをふる。
生さばを使うときはここで塩もふります。塩焼きにするときよりもやや多めにふって、さばの臭みを取って旨みを引き出します。2.フライパンに重ね入れるフライパンに(1)の皮目を上にして並べ、玉ねぎ、にんじん、レモン、ローリエ、タイムを重ね入れ、【A】を加える。
3.落とし蓋をして煮る強火にかけて沸いたら、クッキングシートの中央に穴を開けて落とし蓋をのせる。蓋を少しずらしてのせ、弱めの中火で約10分煮る。
落とし蓋をすると蒸気が全体にまわり、野菜の旨みやワインの風味とさばの旨みがしっかりなじみます。4.味をととのえて冷やす味をみて、足りなければ塩・黒こしょうで味をととのえる。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
志麻さんがふだん使うお酢は
穀物酢とフルーツ酢の2種
りんご酢はフルーツ酢のなかでも酸味が穏やかなので、酸味に弱いかたにもおすすめ。和洋中さまざまな料理を作る日本の家庭には、お酢だけでも数種類あるのが一般的です。各料理を引き立てるには最適ですが、なかなか使いきれません。
一方できるだけシンプルに、またないものは工夫することが得意な志麻さんの常備酢はたった2種類です。
和食や中華には米酢などのキリッとした酸味の穀物酢を、フレンチなどの欧風料理にはワインビネガーやりんご酢など穏やかな酸味のフルーツ酢を使用。この2種でほとんどの料理を作ります。
タサン志麻 フランス人の家ごはん1 2 3(アン・ドゥ・トロワ)
撮影/家庭画報本誌・大見謝星斗 構成・文/井伊左千穂
『家庭画報』2021年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。