運命を変えるパワーストーンの力 第2回(全7回) 人生の勝敗を分かつ、人知を超えた見えざる作用を“運(ラック)”と呼び、古代より人は、幸運をたぐり寄せるために「石の力」を信じ、利用してきました。今も、洋の東西を問わず成功者がひそかに信奉するパワーストーンとその生かし方を考えます。
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ジュディ・オングさん(女優・歌手・木版画家)
ブラウス3万1900円/マレーラ(三喜商事) パンツ/本人私物福気を集めるパワーオブジェクト(石の力)に魅せられて
「台湾では、石は身近な存在です。幼少の頃から触れる機会が多く、成人すると手首にぴったり合う小さな翡翠のブレスレットを身につける習慣があります。私も風水的に自分に足りない赤を補う、白に緋色が入ったブレスレットを母が選んでくれました。
今も石は生活に必要不可欠。風水でいちばん大切な玄関には水晶を飾り、母から譲り受けた翡翠のオブジェを愛でたり、触って楽しんでいます。気持ちをリセットしたいときには水晶でツボを刺激し、入浴中にもお湯で温めた石で眉上などを指圧します。
私は、よい気を持つ石と巡り合ったことでポジティブな人生を送れていると思い、いつも石に感謝の念を伝えています。石は信じれば信じるほど力を発揮してくれるもの。その力をいただき、体全体に気を回すことで、運が開けていくのです」
五福を呼ぶ翡翠のお守り2年前、お母さまから譲り受けたもの。金運のお金、長寿の桃、福を呼ぶコウモリ、猿、2匹の龍、子宝や財運に通じる落花生、高僧が持つ如意という仏具が彫られた貴重なオブジェだ。福禄寿の緑、黄色、白の3色に少し紫がかった色味も加わって縁起がよい。“パワーとはすなわち気。
石を使って地球の気を取り込み、体全体に回すのです”
ジュディ・オングさん自宅の玄関に、北から東へ気の流れを作るように置いている水晶。すべて同じ台湾の鉱山から産出した。 撮影/三田村 優 取材・文/小倉理加 スタイリング/梅原ひさ江〈オフィス梅原〉 ヘア&メイク/shizuka
『家庭画報』2021年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。