EDITOR’S REPORT 編集部員が街に溢れる情報の中から読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。
記事一覧はこちら>> 1716年より手績(う)み手織り麻を商う「中川政七商店」が、創業の地に誕生した複合施設内に旗艦店をオープンしました。
ならまちエリアに同社が開業した「鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング」内に誕生。約60坪の2階フロアは窓際にライブラリーコーナーを併設。店舗は建物の2階全フロアと1階の一部、初の直営店があった築130年の町家と蔵を改装したギャラリー「時蔵」「布蔵」からなり、日本の工芸を生かした衣食住にまつわる約3000点の商品を展開。
麻の織機。「布蔵」に保管されている織機などの道具に触れながら麻のものづくりを体験(3850円)。店の代名詞ともいえる、かや織ふきんをはじめとするオリジナルアイテムを充実させ、奈良土産や工芸品の本店限定品も数多く取り揃えています。
麻はがきに染め型を使って図柄をステンシルするワークショップ(2750円)。図柄は季節で変わる。花鹿や鹿猿狐をモチーフにした刺繡サービス(1点550円)。さらに、機織り、麻のはがき作り体験を通じて中川政七商店の歴史やものづくりに触れることができるワークショップも用意され、ハンカチの刺繡サービスやのれん、タペストリー、座布団のお誂えで自分だけの暮らしのアイテムを手に入れることも。
路地を巡りながら、至るところで奈良の伝統、今、未来を存分に感じることができます。
本店限定の真田紐がま口ポーチ(各5280円)。 表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2021年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。