「つい髪をまとめることが多かったのですがヘアアイロンでこんなに変化のあるスタイルが楽しめる。新しい発見です」── 仙道敦子さん
「ふんわり空気を含んだようなエアリー感やランダムな動きをつけたスタイルは自分ではつくれないと思っていたので、今日はとても勉強になりました」と、撮影を終えた後の仙道さん。ふだんは髪を結ぶことが多いといいます。
「雰囲気のあるダウンスタイルに憧れつつも、テクニックを持ち合わせていないのと、コンパクトなヘアも好きなので、ついまとめてしまうことが多くて。役づくりの一つでこの長さにカットしましたが、下ろすといつも同じ印象。何かできないかなと思っていたところでした」。
「大人は“ありのままのヘア”で勝負してはいけません。必ず、スタイリングにひと手間をかけることが大切です」── 森川さん今回はアイロンを使った3つのヘアスタイルを体験し、「ワンレングスのボブでもこんなにアレンジが楽しめるなんて。新しい世界が広がりました」と声を弾ませます。
「特にストレートアイロンでウェーブをつくるテクニックは初めて知りました。アイロンは髪にダメージを与えるイメージがありましたが、艶が出てしっとり仕上がり、パサつきも目立たなくなり、それも意外でしたね。早く使いこなせるように、さっそく練習したいと思います」。
(第2回に続く)
ヘア&メイクアップ アーティスト
森川丈二さん2006年にヘアサロン「gem」をオープン。サロンワークのほか、多くの女優のヘア&メイクを担当。雑誌、広告、TVCFのヘア&メイク、ショーやセミナーで活躍中。
女優
仙道敦子さん1980年に11歳でデビュー。数々のテレビドラマや映画に出演して幅広い役を演じ、歌手としても活躍。結婚後に活動を休止し、2018年、23年ぶりに女優復帰。
撮影/五十嵐隆裕〈SIGNO〉(人物) ヘア&メイク/森川丈二 スタイリング/馬場郁雄 取材・文/佐藤由喜美
『家庭画報』2021年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。