鶏肉のきのこクリームソース
■材料(2人分)鶏もも肉(200グラム) 2枚
▶️きのこ(まいたけ 1パック、しめじ 1パック、ブラウンマッシュルーム 8個、しいたけ 4個)
白ワイン 200ml
塩・こしょう 各適量
タイム(あれば) 2枝
ローリエ(あれば) 1枚
生クリーム 100ml
サラダ油 大さじ1
▶️付け合わせ(ゆでたさやいんげん 8本)
■作り方1.鶏肉の皮に焼き色をつける鶏もも肉はペーパータオルで水分を拭き取り、塩・こしょうをふる。フライパンにサラダ油を入れ、皮目を下にして入れて強火にかける。へらなどで押さえながらこんがり焼き色がつくまで焼いて裏返す。フライパンをかたむけて余分な脂をペーパータオルに吸わせる。
焼き色は旨みのもと。しっかり押さえて均一に焼き色をつけます。2.きのこを加えて蒸し煮するきのこは石づきを取り除き、まいたけとしめじは小房にほぐして(1)に加え、ブラウンマッシュルームとしいたけは8ミリ厚さに切って加える。塩小さじ1/2、白ワインをふり入れ、タイムとローリエを加えてふたをし、弱めの中火で10~15分蒸し煮する。
ワインときのこの水分が、フライパンについている旨みを浮き上がらせ、ソースをおいしく仕上げます。3.煮つめて味をととのえるふたを取って写真のように軽く煮つめ、味をみて塩・こしょうで味をととのえる。
生クリームを入れると塩加減がわかりにくくなるので、ここで味を決めます。4.生クリームを加える生クリームを加えてひと煮立ちさせ、煮汁と生クリームがなじんだら、ゆでたさやいんげんとともに器に盛る。
煮汁にほんの少しとろみがつく程度が目安です。たっぷりの塩できのこの旨みを引き出します
旨みが豊富で水分が多いきのこは、火を通すときに多めの塩で余分な水分をしっかり出し、煮つめて味を凝縮させます。旨みと塩味がしっかり混じってなじむと深い味わいが生まれます。
きのこだけでなく、食材に塩をふるときは旨みを引き出すことを意識すると、タイミングや量が少しずつわかるようになります。
タサン志麻 フランス人の家ごはん1 2 3(アン・ドゥ・トロワ)
撮影/本誌・大見謝星斗 構成・文/井伊左千穂
『家庭画報』2021年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。