京都の醍醐味 第7回(全14回) 紅葉の美しい隠れ里の寺社、襲名展を控えた十六代樂 吉左衞門家、ラグジュアリーの中に伝統が息づく最新ホテル、伝統の味と新味が楽しめる料理店など、いつの日か訪れたい京都の“今”へご案内します。
前回の記事はこちら>> 懐かしき昭和の建築遺構をラグジュアリーに昇華「ザ・ホテル青龍 京都清水」
元校舎の意匠やロケーションを継承しながら現代に添う機能性を併せ持つホテル。クラシカルな趣の外観と新しく設けたテラスが美しく融合。新旧融合の空間デザインを館内巡り
地元の人たちの思い出や記憶を刻む昭和8年建築の小学校を保存活用し、2020年春にオープンしたホテル。昔のままのアーチ窓やスパニッシュ瓦を遺す元校舎と、増築部分からなる建物が清水の景観にしっとりなじみ、クラシカルでありながらモダンな趣を放ちます。客室はシックな色調のインテリアで整えられ、京都の町並みや中庭を望める部屋が全48室。
パノラミックスイートのベッドルームは二方がガラス張り。法観寺・八坂の塔を中景に、北山から西山の山並みが一望に。3名まで利用可能。最上階のバーからは市街地のパノラマが、宿泊者専用のゲストラウンジやレストラン「ブノワ 京都」では法観寺・八坂の塔が間近に見え、至る所で京都気分を満喫できます。
さらに滞在をより豊かにしてくれるのが、館内巡りです。廊下や中庭でさまざまなアート作品や往時をしのばせる意匠に出会え、階段に佇むと幼い頃の記憶がふと甦り、懐かしい気分に浸ることができます。
下の写真を左右にスクロールして詳しくご覧ください。 Information
ザ・ホテル青龍 京都清水
京都市東山区清水2丁目204-2
- 1室2名利用で1泊朝食付き1名3万9388円~ご紹介したパノラミックスイートは同21万9650円~(ともにサービス料込み)
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/西村晶子 ※営業時間や定休日は状況により変更になる場合があります。宿泊料金はシーズンの最低料金です。料理は食材の都合により内容が変更になる場合があります。表示されている料金には別途宿泊税、入湯税、サービス料等がかかる場合があります。
『家庭画報』2021年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。