京都の醍醐味 第8回(全14回) 紅葉の美しい隠れ里の寺社、襲名展を控えた十六代樂 吉左衞門家、ラグジュアリーの中に伝統が息づく最新ホテル、伝統の味と新味が楽しめる料理店など、いつの日か訪れたい京都の“今”へご案内します。
前回の記事はこちら>> 岡崎の住宅地に誕生。わずか4室の日本型ホテル「眞松庵(しんしょうあん)」
数寄屋空間に北欧家具を配した客室「暁 gyo」。南禅寺や平安神宮、美術館や博物館が点在し、京都の歴史と文化が息づく岡崎エリアに、この秋、注目のホテルが誕生します。
和の空間づくりに定評のある建築家、横内敏人氏と数寄屋建築の名工として知られる中村外二工務店がタッグを組み、上質でラグジュアリーな和空間を創り出しました。
敷地内には本館と離れがあり、わずか4室の客室には全国から取り寄せた銘木を使い、意匠はそれぞれに異なります。赤松の林を望む部屋や庭の景色を取り込んだバルコニー付きの部屋など、いずれも和洋が融合した上質な空間で、別荘のようなくつろぎ感と快適さが感じられます。
さらに、独自の感性で表現する料理が人気の「緒方」の初の支店が1階にオープン。錦繡とともに、京都の高い美意識や精神性に触れる至福のひとときが過ごせそうです。
下の写真を左右にスクロールして詳しくご覧ください。 Information
眞松庵
- 1室2名利用で1泊朝食付き1室17万6000円~(サービス料込み)
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/西村晶子 ※営業時間や定休日は状況により変更になる場合があります。宿泊料金はシーズンの最低料金です。料理は食材の都合により内容が変更になる場合があります。表示されている料金には別途宿泊税、入湯税、サービス料等がかかる場合があります。
『家庭画報』2021年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。