『家は生態系 あなたは20万種の生き物と暮らしている』
装画/Olaf Hajek、装幀/吉野 愛ロブ・ダン 著 今西康子 訳/白揚社息を吸うたびに数百ないし数千の生物が肺の中に入る。腰をおろせば、どこに座っていても周囲で何千種もの生物が漂ったり跳ねたり這ったりしている──。
“私たちは家の中で決して一人ぼっちではない”といわれても、むしろそのほうが恐ろしい。
しかし、家の中にいる生物種は、人間の免疫系が正常に機能するのを助けたり、病原体や害虫の発生を抑えたりするなど、人間の役に立つものも多いという。
除菌に気持ちが向く昨今、そんな生物への理解を深め、家も人間の体も、自然の一部として冷静にとらえるきっかけになりそうだ。
「#今月の本」の記事をもっと見る>> 『家庭画報』2021年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。