「目覚めの体への温活」で、効率よく体温を上げる
普段の生活の中で温活を上手に取り入れていくポイントについて今津先生は「一日のうちでいちばん体温が低い朝の時間に温活を行うと体温を効率よく上げられ、免疫力も高まります」とアドバイスします。
手軽で効果的に体を温める方法として毎朝の習慣にしたいのは白湯を飲むこと。「冷水を飲むと、体温を1度上げるのに15分以上かかります。また、ひどく体調の悪いときは温かくてもお茶やコーヒーなどの飲み物は刺激物となり、体にダメージを与えることもあるため、これらの飲料は避けましょう」と今津先生はいいます。
そして、どんなに忙しくても朝食はきちんと食べること。食べ物を消化するために腸(筋肉)が動くことでさらに体が温まります。
また、「免疫力を高めるには睡眠の質をよくすることも欠かせません。それには昼間にメラトニンやセロトニンの材料となる必須アミノ酸のトリプトファンを補給し、体を十分に動かしてセロトニンを作っておきましょう」。朝食でもトリプトファンを豊富に含む肉や魚、卵などをしっかり食べることを今津先生はすすめています。