3.腸を刺激する運動
リラックスしながらおなかをゆっくり刺激
「腸活」のためにおすすめするのは、ゆったりした腹式呼吸と、腰椎まわりのバランスを整えて副交感神経を優位にすることです。一般的に女性は胸や肩で呼吸しがちです。腹式呼吸を行うことで、硬くなった横隔膜が動きだし、恥骨から横隔膜までの距離が長くなり、「腹腔(内臓のある場所)」の容積が増えます。
その結果、下がりぎみだった内臓が所定の位置に収まり、腸も動きだすのです。また、胃腸の働きは、副交感神経が司っています。そのため、腸の働きをよくするためには、ゆったりした動きの運動を行い、気持ちをリラックスさせて、副交感神経を優位にすることが大切です。
ゆったりと深い呼吸で副交感神経を優位にする「“快腸”腹式呼吸」
腹式呼吸を行うことで、横隔膜や連動している腹横筋がきちんと動くようになり快腸に。ゆったり呼吸すると副交感神経が優位になり、さらに効果が。
1「吸う」息を吸っておなかを横に膨らませる手のひらを、親指をおなか側に、ほかの4本の指を背中側にして、ウエストに置きます。おなかや背中を横に広げる感覚で、胴全体を膨らませるイメージで鼻から息を吸います。
2「吐く」息を吐きながら、両手でおなかに圧をかける口からゆっくりと息を吐きながら、手のひらでおなかに軽く圧を加えます。おなか全体を中央へ寄せるイメージで軽く行ってください。1と2を数回繰り返せば十分です。