また、一旦尺度が変わると更にいろいろなことが見えてくるような気がします。
きっとその中には、今まで共感できなかったものも多く含まれていて、不可解な今のご時世や流行にも少しはうなずける点を見いだせていくのではないかと思います。
例えば、今どきの就職や転職の事情を知れば、昭和の感覚にはなかったことを、将来子供が目指すと言っても、少しはわかってやれるようになる気がします。
また選択的夫婦別姓に対しても、今まで全く意味がわからなかったが、今どきは仕事のときだけは旧姓を使うというのも一つのポリシーで、それはそれで認めるべきかも、とか。逆に今どきは名字にこだわること自体が時代に逆行しているのかも、とか。
おおよそ昭和の感覚には考えられなかったことも、少しは受け入れ認めていけるのではないでしょうか。
伝統も風習も大切なのは変わらないが、それが未来を狭めているとしたら、変えていく必要があるのかもしれない、ときっと思えるようになるはずです。