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健康診断・人間ドックの「正しい活用法」 受けるべき項目や頻度は?医師にQ&A

2021.11.16

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幸福長寿に導く5つの活 第10回(全16回) 「幸福長寿」の決め手は、健康寿命をいかに延ばせるかということ。そして、それは自分でも心身の衰えを感じるようになった今からの生活の過ごし方とも深くつながっています。“現在の私と未来の私”のためのセルフメンテナンス法をご紹介します。前回の記事はこちら>>

健康診断・人間ドック


気になるがんと生活習慣病を早期発見する


人生100年時代、健康寿命を延ばすためには自分で自分の健康を管理する必要があります。健康診断や人間ドックは自分の健康管理が正しくできているかどうかを定期的に確認する手段です。上手に活用しましょう。

気になるがんと生活習慣病を早期発見する


〔お話ししてくれたのはこの方〕松田正道先生
気になるがんと生活習慣病を早期発見する

三越伊勢丹三越本店産業医 虎の門病院消化器外科。1984年、高知大学医学部卒業。虎の門病院消化器外科医長を経て、2014年より現職。外科専門医・肝臓専門医・がん薬物療法専門医・労働衛生コンサルタント。消化器病の診断・治療が専門であるが、現在は企業における労働安全衛生を主軸に活動している。

Q 健康診断や人間ドックで受けるべき項目や頻度は?


A 5大がんのほか、心・脳血管疾患を重点的にチェックしましょう。

健康診断=健診とは、一般的には自治体が実施している「特定健診」を指します。これは主にメタボリックシンドロームに着目した検査が中心になっています。日本人の死因の2位である心疾患、4位である脳血管疾患はいずれも血管の病気で、血管を傷めるメタボリックシンドロームを減らすことが健診の目的です。

そして、もう一つ重要なのが死因の1位であるがんの早期発見です。このために自治体のがん検診があります。がん検診は、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの5つのがんを対象にしています。これらのがんは日本人に多く、また検診によって、がんによる死亡率が下がることが証明されています。

一方、人間ドックは健診やがん検診と同じ項目に自分の持つ健康上のリスクを考慮したオーダー検査を加えることができます。松田正道先生は、「50代以降では人間ドックの受診をおすすめします」と話します。

松田先生が推奨する検査項目は、がんであれば、肝臓、胆囊、膵臓、腎臓などのがんの有無を調べる腹部超音波検査、肺がんを調べる肺のヘリカルCT検査、閉経後にリスクが高まる子宮体がんと卵巣がんの検査です。

「大腸がんのチェックは便潜血検査の精度が高いので、便潜血検査を1年に1回受けておけば、大腸内視鏡検査を毎年受ける必要はありません」(松田先生)。また、動脈壁の硬化を調べる頸動脈超音波検査、骨粗しょう症を調べる骨密度検査も受けておくと安心です。「かかりつけの内科医に毎年の検査結果を見てもらい、次回どんな検査項目を選ぶべきかアドバイスをもらうといいですね」。
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