正しい健診・人間ドックの活用法
1.がん検診を含めた検査の有効期間は1年間。年に1回、同時期に同施設での受診が望ましい。
2.結果のデータは経年的に比較し、大きく数値が動いたときは要注意。
3.健診の受けっぱなしはNG。その後は必ず生活習慣の見直しを。
4.“要精密検査”は最終診断ではないので慌てない。でも放置は厳禁。
5.信頼できるかかりつけ医に必要な検査をアレンジしてもらう。
健診と人間ドックの検査項目
日本人間ドック学会の基準をもとに作成。
※*は生活習慣病のリスクを調べる基本の検査項目特定健診の検査項目●問診(服薬歴、喫煙歴など)
*●身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
*●内科診察
*●血圧測定
*●血液検査(脂質、糖代謝、肝機能)
*●尿検査(尿糖、尿たんぱく)
*人間ドックの検査項目●問診(服薬歴、喫煙歴など)
*●身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
*●内科診察
*●血圧測定
*●血液検査(脂質
*、糖代謝
*、肝機能
*、腎機能、尿酸、血球、感染症)
●尿検査(尿糖
*、尿たんぱく
*、尿沈渣、尿潜血、尿比重など)
●便検査(便潜血)
●心電図検査
●眼検査(視力、眼圧、眼底)
●聴力検査
●呼吸機能検査
●胸部X線検査
●上部消化管X線検査
●上部消化管内視鏡検査
●腹部超音波検査
追加オーダー検査●乳腺(乳房触診、マンモグラフィなど)
●婦人科検診(子宮頸がんなど)
●前立腺腫瘍マーカー検査 など
※日本人間ドック学会では、104の項目で評価した健診認定施設を掲載したサイト「e人間ドック」を運営。
https://www.e-ningendock.jp 取材・文/小島あゆみ 撮影/本誌・西山航
『家庭画報』2021年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。